小児がん治療

骨髄移植で抗体失い 再接種に広がる助成

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子供が受ける主な定期予防接種
子供が受ける主な定期予防接種

 小児がん治療に伴って骨髄移植の手術を受けたなどの影響で、治療前に受けた定期予防接種ワクチンの抗体が失われてしまった子供を対象に再接種の費用を助成する自治体が増えている。予防接種法で公費補助は1回だけで、再接種は個人の全額自己負担となる中、名古屋市や大阪市など政令6市が独自の助成に乗り出し、九州でも佐賀県鳥栖市などが補助に取り組む。

 「最初は無料で受けていたことを考えると実費は重いですね」。佐賀県唐津市の中1男子(12)の母(41)がこぼした。幼稚園年長の時に悪性リンパ腫と診断され、2度の臍帯血(さいたいけつ)移植の手術や療養を経て回復した。発症前に定期予防接種は順調に終えていたが、医師からは「移植の影響で完全に(ワクチンの)抗体はなくなった」と指摘されていた。

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