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ストーリー

盲導犬と歌う教諭(その1) 共に認め合う日まで

 ギターを抱えたミュージシャンが盲導犬に導かれて登場すると、通りがかりの人たちが足を止め、スマートフォンを向け始めた。

 9月9日の昼下がり。東京・渋谷では、各所で街頭ライブを展開する音楽フェスティバル「渋谷ズンチャカ!」があり、いつにも増してにぎやかだった。京王井の頭線渋谷駅近くの複合施設の1階に設けられたステージ。栗山龍太(りょうた)さん(42)がハーネス(胴輪)から左手を離すと、アンジー(雌、3歳)は慣れた様子で足元に伏せた。

 「僕は今から歌う『リアルビクトリー』を皆さんに届けたくて、きょう渋谷に来ました。パラアスリートを応援するこの歌をぜひ覚えていただき、2020年東京パラリンピックを盛り上げていきましょう」。そう話してから、ギターを弾きながら歌い始めた。

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