インドネシア地震

津波知らず被害拡大 最大被災地

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津波被害を受けた海岸沿い地域にあった津波発生時の避難経路を示す標識。左奥に崩れ落ちたモスクなどがある=インドネシア・スラウェシ島のパル市で3日、武内彩撮影
津波被害を受けた海岸沿い地域にあった津波発生時の避難経路を示す標識。左奥に崩れ落ちたモスクなどがある=インドネシア・スラウェシ島のパル市で3日、武内彩撮影

 【ジャカルタ武内彩】インドネシア・スラウェシ島中部で発生した大地震と津波で、最大被災地の一つ、パル市の海岸沿いの地域では、住民の津波に関する知識が不足していたことで、被害が拡大した可能性がある。過去に甚大な津波被害を受けてきたインドネシアだが、普段から備えを周知する必要性が改めて浮かび上がった。

 インドネシア当局は、9月28日午後6時2分に地震が発生した直後にテレビなどを通じて津波警報を出し、津波到達後の同6時36分に解除した。ただ、多くの住民は警報が出されたことを知らなかったと話し、地震による停電で住民に届かなかった可能性はある。

 こうした問題はあったにせよ、住民に話を聞くと、「津波という言葉すら知らなかった」との証言があるなど、津波に関する知識が日常生活に浸透していないことが分かる。

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