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第79期名人戦

現在棋界最多の3冠を誇る渡辺明名人に挑むのは誰か?第79期名人戦と順位戦を特集します。

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第77期名人戦A級順位戦 久保利明王将-羽生善治竜王 第14局の4

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空中ブランコ

 図の局面で考慮中の久保に、「残り1時間です」の声が掛けられた。図からの[先]6六角はだれもが打ってみたくなる手だろう。[先]2二角成[後]同玉[先]4一竜という厳しい攻めを見せながら、[先]7八銀と引いて馬を詰ます狙いがある。美濃囲いの弱点でもある3九の地点にも利いていて自玉の保険にもなっている一石三鳥の角打ちだ。羽生の表情が曇ったように見え、相当困っているのではないかと思えたが[先]7八銀と馬を詰まされたところで[後]6八歩の切り返しを羽生は用意していた。

 [先]6八同金も[先]8九銀も両方ありそうなところで久保は[先]6五香を利かした。達人同士の斬り合いでは、ハッとさせられるようなシーンが多く出てくるが、この[先]6五香もそんな類いの一手だ。「駒の取り合いは負け」と羽生は金をかわし、それから久保は馬を取る。[後]6九歩成と金を取られた途中図から、久保は[先]7二角~[先]4五桂という空中ブランコのような攻めに期待して進めたが「[先]4五桂が全然速…

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