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伊能忠敬に学ぶ 「人生、二山」今に伝える

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東京・深川の富岡八幡宮にある伊能忠敬像。忠敬は毎回お参りして測量に出発した=東京都江東区で
東京・深川の富岡八幡宮にある伊能忠敬像。忠敬は毎回お参りして測量に出発した=東京都江東区で

 <くらしナビ ライフスタイル Second Stage>

 江戸時代に日本初の実測地図を作った伊能忠敬は、事業家としての前半生、測量家としての後半生と二つの人生を歩んだ。今年、没後200年を迎え、「人生、二山」の生き方が見直されている。時を超えて輝く「中高年の星」に学びたい。

 ●没後200年迎え注目

 1745年、忠敬は上総の国の小関村(現・千葉県九十九里町小関)の名主の第3子として生まれた。幼名は三治郎。数学や医学に興味を持っていた少年だった。17歳の時、佐原村(現・同県香取市佐原)で酒造業を営んでいた伊能家に婿入りする。

 佐原は房総と江戸を結ぶ物流の結節点として栄え、忠敬は若いうちから商人としての才覚を発揮していく。香取市にある「伊能忠敬記念館」によると、29歳からの20年間で伊能家の年間収入を約3・6倍にまで伸ばしている。天明の飢饉(ききん)(82~88年)では、関西地方で米を買い付け、江戸で売ってもうけると同時に、飢える人々に施した。

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