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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/66 第二話 姑の墓=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 嫁入り道具も着物や小物に限られていた。ただし化粧料(持参金)はたっぷり、そして当の花嫁はふてくされていた。

 これで、たいがい察しはつく。お恵はとんだ跳ねっ返りだったのだ。十六のときに親の決めた縁談を嫌い、幼なじみの商家の倅(せがれ)と駆け落ちしたが、世間知らずの坊ちゃん嬢ちゃんの二人ではすぐ食い詰めてしまい、この夫婦の真似事(まねごと)は半年足らずで終わった。

 正木屋に連れ戻されたお恵は妊(はら)んでおり、月満ちて男の子を産み落とした。この子は駆け落ち相手の…

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