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◆岩井(いわい・ひでと)さん
(東京ニュース通信社・1836円)
「小さい一般人の心意気」で
ヒッキー、すなわち「引きこもり」の体験を基に書いた芝居「ヒッキー・カンクーントルネード」などで、現代演劇界に確固たる一角を占める劇作家・演出家、そして俳優である。
<元々僕は、自分以外の人たちが、「生きている」って思ってなかったんですね>
「まえがき」で明かすように、本書は自意識の強さを抱えた「やっかいな」自身との葛藤と創作の日々が、ゆるーいタッチながら鋭い視線でつづられる。2013年4月に始まった『TV Bros.』の連載コラムを中心にまとめられた。今年はちょうど、主宰する劇団「ハイバイ」の結成15年というタイミングも重なった。
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