連載

松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

連載一覧

松尾貴史のちょっと違和感

沖縄知事選と内閣改造 「在庫一掃大膿出し」内閣?

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
松尾貴史さん作
松尾貴史さん作

 沖縄県知事選挙で、主だった野党が協力して推した玉城デニー氏が当選した。

 選挙期間中は、し烈な戦いが繰り広げられたようで、与党が推薦する候補には、小泉進次郎氏、この人が行って果たして応援になるのか微妙な菅義偉官房長官(この2人は3度ずつ沖縄入りしている)や小池百合子東京都知事、なぜか台風被害で対応が大変な最中の大阪から松井一郎府知事らが、大挙して応援に駆けつけた。資金力、締め付け、圧力などあらゆる手段を駆使して、汚れまくった戦術が横行した中、草の根的な支援の輪が広がった玉城氏に軍配が上がったことは、久々に清涼感のある現象だったのではないか。大接戦が予想されていたのに、蓋(ふた)を開けてみれば、一部の報道機関では「ゼロ打ち」と呼ばれる、投票締め切り時間の午後8時ちょうどに開票率0%で当選確実を報じたほどの大差がついた。39万あまりの得票は、沖縄県知事選で過去最多だという。

 選挙戦では心ないデマが拡散され続けた。匿名のネットユーザーのみならず、与党の国会議員までがそこに乗って拡散していたのにはあきれるばかりだ。投票用紙に与党側の推す候補の名前を書いて写真を撮って報告するように指示を出した組織もあるという。これは明らかに個人の持つ権利への侵害であって、決して許されるものではない。

この記事は有料記事です。

残り917文字(全文1462文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集