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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/67 第二話 姑の墓=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 一応は夫である与之助のことも寄せ付けない。朝晩のお恵の膳は彼が運び、そのたびに話しかけてはみるが、取り合ってもらえずのままだった。

 お恵を桜村まで連れてきた乳母の老女と平番頭は、内祝言が済むと逃げるように城下へ帰ってしまった。さすがに乳母は涙ぐんでぐずぐずしていたけれど、平番頭がそれを追い立てて去って行った。だから、こういうお恵を叱ったり窘(たしな)めたりする人はいない。

 お祖父(じい)ちゃんとお父ちゃんは、しょっちゅう愚痴っていた。

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