インドネシア地震

「泥の波 村が消えた」 液状化で地滑り

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ドローンで空撮した液状化被害の現場。幹線道路(手前右)が寸断され、大量の泥に覆われていた=インドネシア・シギ県ジョノオゲ村で2018年10月6日、モハマド・ファズルル撮影
ドローンで空撮した液状化被害の現場。幹線道路(手前右)が寸断され、大量の泥に覆われていた=インドネシア・シギ県ジョノオゲ村で2018年10月6日、モハマド・ファズルル撮影

 【シギ県(スラウェシ島中部)小泉大士】「大量の泥が津波のように押し寄せ、村が消えた」。インドネシア・スラウェシ島で9月28日に発生した大地震で、液状化現象による地滑りが発生したとみられるシギ県ジョノオゲ村。幹線道路沿いにあったはずの民家や教会、モスク(イスラム礼拝所)、食堂などが数キロ先まで流され、想像をはるかに超える惨状を呈していた。7日現在の死者数は1763人だが、犠牲者がさらに増えるのは確実だ。

 無数の陥没や地割れができた道路は、小さな橋を渡ると突然消えていた。目の前に広がるのはトウモロコシ畑。のどかな農村風景に見えるが、村で家畜を飼っていたマデ・ウィダナさん(52)は「このトウモロコシ畑はあそこから流されてきた」とはるか遠くの丘のふもとを指さした。

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