上場会社は四半期ごとの業績開示を義務付けられているが、最近米国ではその在り方について論議が起きている。
米国トランプ大統領のつぶやきが事の発端だったので、若干興をそがれるが、業績開示の在り方を継続的に見直すことは大事なことである。
四半期開示をめぐる問題点の第一は、会計処理上の負担である。四半期ごとに経営業績や財務状況を開示するためには、年度決算時に近い作業量をこなす必要がある。
ただし、昨今のITの進化のおかげで財務面の計算処理は著しく高速化した。中小中堅企業の負担感には留意する必要があるが、グローバルに活動する大手上場企業にとっては、それほどの負担にはならない。むしろ、世界中で生じた出来事を直ちに財務データで確認できないようではビジネスになるまい。
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