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沖縄前知事県民葬

玉城知事「翁長さんの思い 胸に刻む」

安倍晋三内閣総理大臣の追悼の辞を代読する菅義偉官房長官=沖縄県那覇市の県立武道館で2018年10月9日午後2時26分(代表撮影)

 8月8日に膵(すい)がんのため67歳で亡くなった翁長雄志(おながたけし)前沖縄県知事の県民葬が9日、那覇市の県立武道館で営まれた。9月30日の知事選で翁長さんの後継として初当選した玉城(たまき)デニー知事や菅義偉官房長官ら約3000人が参列。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画に異を唱え続け、沖縄の米軍基地負担の軽減に向けて力を尽くした翁長さんの冥福を祈った。

 翁長さんは那覇市議や県議を経て、2000年から那覇市長を4期務めた。14年11月の知事選で辺野古移設反対を掲げ、保守と革新が共闘する「オール沖縄」態勢で初当選。知事就任後は移設を強行する政府と激しく対峙(たいじ)した。

 県民葬で実行委員長の玉城知事は「翁長さんは、県民が自ら持ってきたわけではない基地を挟んで経済か平和かと二者択一を迫られてきた沖縄の現状に終止符を打つため、イデオロギーよりアイデンティティーを大切にしていこうと訴えた。その思いは私たちの胸の奥に強く刻まれている」と式辞を述べた。

 菅官房長官は安倍晋三首相の追悼の言葉を代読し、「翁長前知事は沖縄に基地が集中する状況を打開しなくてはいけないという強い思いを持っていた。現状は到底是認できず、基地負担の軽減に向けて確実に結果を出していく」と述べた。だが、移設を進める政権への反発は強く、参列者から「うそつき」「帰れ」と怒号が飛んだ。

 玉城知事が就任後、菅官房長官と顔を合わせるのは初めてだが、会場で長く言葉を交わす場面はなかった。

 保守系経済人として支えた県内小売り・建設大手「金秀グループ」の呉屋守将(ごやもりまさ)会長も友人代表としてあいさつし、「あなたの遺志を受け継ぐ新たな知事が誕生した。厳しい状況は続くが、県民は思いをしっかりと受け止め歩んでいく」と遺影に語りかけた。【遠藤孝康】

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