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安田賢治のここだけの話

早稲田大の入試が変わる(2)

 早稲田大の入試が変わることについて、こんな解説をする大学関係者がいる。

     「入試の解答公表が求められ、これは作問を担当している大学教員にはかなりの負担。そのための共通テストの活用で、記述式では出題意図の公表でいいため、そうした点も踏まえたことではないか」

     今春、大阪大、京都大で相次いでミスが発覚した。そのことを受け、文部科学省は各大学に解答の公表を求めている。

     数学を必須とすることで、私立大3教科型の受験生が併願しにくくなるのは確実だ。国公立大志望の受験生にとっても、大学独自試験の対策が求められるため、共通テスト利用入試のほうが受けやすい。

     大手予備校の入試担当者は「かつて、慶応大は数学が必須だったが、今は地歴を選択できる方式も用意し、数学必須ではない。なぜそうしたのか、ということ。早稲田大政経は、あえて私立大文系型の受験生が受けにくくなる方式にしている」と指摘する。

     募集人員も減る。一般入試は現行の450人から300人に、センター試験(共通テスト)利用入試は現行の75人から50人に減らす。政治経済学部の入学定員は900人だから、2月入試での入学者の割合は58.3%から38.9%に下がる。一般入試の重みが下がるということだ。この減った分は2月の入試以外で募集することになるのだろう。

     今年の付属・系属校からの政治経済学部入学者は、大学通信の調査によると283人。2021年一般入試入学者の300人と大差ない。付属・系属校から進学したほうが、相対的にお得になるかもしれない。

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