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記者の目

広島カープ、球団初のV3 地元との絆が後押し=田中将隆(大阪運動部)

「たる」を手に西日本豪雨の義援金を募る広島の緒方孝市監督(右端)や選手ら=広島市のマツダスタジアムで7月20日、田中将隆撮影

 プロ野球セ・リーグの広島東洋カープがリーグ3連覇を達成した。セ・リーグでの3連覇は巨人以外では初。今季も圧倒的強さを見せた。その理由は何だったのか。広島の戦後史と切っても切れない、カープならではの地域との絆を踏まえて探ってみたい。

主力選手けが、若い力が台頭

 戦力面からみると、代役の活躍が大きかった。主力打者の丸佳浩選手が右足のけがで4月下旬から約1カ月離脱したが、その間に中堅手を務めた野間峻祥選手がそのまま外野のレギュラーも獲得。中継ぎ陣の調子が落ちれば、ドミニカ共和国にある球団の選手育成組織・カープアカデミー出身のフランスア投手が8月に月間18登板の日本タイ記録のフル回転でカバーした。伝統の育成力により台頭した若い力が穴を埋めると、離脱した選手たちも復帰後は負けじと活躍。高いレベルでの競争が、シーズンを通じてチームを活性化させた。

 その効果が顕著に表れたのが逆転勝利の多さだ。今季82勝のうち、逆転勝ちは41回を数えリーグトップ。…

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