連載

ニッポンの食卓

食育の推進がいわれる一方、偏った栄養、朝食離れ、貧困など子どもを取り巻く食の現状は複雑化している。育ちの現場の今を報告する。

連載一覧

ニッポンの食卓

第4部 誰と食べる?/2 仲間と飲み会、距離を超え

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
遠隔お酌の実演をする松原大悟さん(右)=東京都豊島区の養老乃滝で
遠隔お酌の実演をする松原大悟さん(右)=東京都豊島区の養老乃滝で

 スマートフォン(スマホ)でテレビ電話をしながら、画面越しに通話相手のグラスを確認し、手元のビール瓶を傾ける。様子をうかがいつつ細かなタイミングを合わせてお酌するのは、対面で飲むときと同じだ。自分の手元の瓶と通話先の装置にセットされた瓶が連動して同じ角度に傾き、相手のグラスは満杯になった。

 遠く離れた相手にリアルタイムでお酌をする--。そんな飲み会が現実味を帯びてきた。インターネット電話「スカイプ」を使って、参加者がパソコンやスマホの画面で会話をしながら飲食する「スカイプ飲み会」や「リモート飲み会」が数年前からネットで話題になっている。互いに自宅で気楽な格好をしながら、場所も時間も気にせずに集まれることがメリットだ。

この記事は有料記事です。

残り1589文字(全文1901文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集