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ホテル

全客室にAIスピーカー 多言語チャットボットも

客室内に設置されたAIスピーカーに話しかける関係者=東京都渋谷区のホテルエミット渋谷で2018年10月10日午後2時20分ごろ、高山純二撮影

 シダックスの事業子会社が受託運営する「ホテルエミット渋谷」(東京都渋谷区)は10日、AI(人工知能)スピーカーと多言語対応チャットボットを導入した客室内を報道公開した。AIスピーカーの人工知能は、ITベンチャー「TradFit」(トラッドフィット、東京都千代田区)がホテル用のアプリケーションを開発・提供。「レストランはありますか」「タクシーの手配はできますか」など旅行者に多い質問に答えることができる。同社によると、ホテル仕様の同サービスは業界初だという。

 ホテルエミット渋谷は今年3月、資産形成コンサルティング業「Vortex」(ボルテックス、千代田区)が建設し、「シダックス大新東ヒューマンサービス」(渋谷区)が受託運営している。カラオケ事業からの撤退を表明しているシダックスにとっては初の受託運営ホテルとなる。

 AIスピーカーは今年10月、ホテル客室全72室とフロント、ロビーに計74台設置。日本語もしくは英語で「朝食は何時からですか」「チェックアウトは何時ですか」などと声をかけると、人工知能が回答する。答えられない質問の場合、チャットボットに移行するQRコードが表示され、スマートフォンで読み取った後、ホテルスタッフとやりとりできる。チャットボットは英語や中国語、タイ語、フランス語など計17言語に対応しており、自動翻訳機能を備えていることから、「言葉の壁」を越えたコミュニケーションが可能だという。

 このサービスは、約85%を占める外国人観光客らへのサービス向上のほか、業務効率化も狙う。シダックスは人件費の2割削減を目指しており、ホテルでも今後、夜間の常駐スタッフを2人から1人に削減することを検討している。シダックスグループの担当者は「英語のできるスタッフは、チェックアウトやチェックインの時間帯に配置されることが多く、夜間は少なかった。夜間も言葉の壁がなくなり、現時点でプラスになっていると思う。今後も積極的に導入していきたい」と話している。【統合デジタル取材センター/高山純二】

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