宇宙の光で未知の天体探せ 最新鋭望遠鏡が完成
北大西洋のスペイン領カナリア諸島で建設が進んでいた最新鋭望遠鏡「チェレンコフ・テレスコープ・アレイ(CTA)」の1号機が10日完成した。超新星爆発や巨大ブラックホールの活動で生じる「超高エネルギーガンマ線」という光の痕跡を捉え、未知の天体の発見や宇宙に残された謎の解明に挑む。
計画は東京大宇宙線研究所(梶田隆章所長)などが主導し、世界の約30カ国が参加する。
観測基地のあるラパルマ島には1号機と同じ直径23メートルの大口径望遠鏡4基や直径12メートルの中型…
この記事は有料記事です。
残り280文字(全文511文字)