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秋山真之展

知将と水軍、接点探る 今治で21日まで /愛媛

 松山出身で「日本海軍の知将」と呼ばれた秋山真之(さねゆき)(1868~1918年)の生誕150年が明治維新150年と重なることから、秋山と水軍の接点を探る特別展「秋山真之と村上海賊」が今治市村上水軍博物館(宮窪町宮窪)で開かれている。21日まで。

     司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」でも生涯が描かれた真之。秋山家は伊予の河野氏がルーツで、村上海賊ゆかりの今治とも縁が深いとされる。

     特別展では秋山家の始祖とされる宗清について「豫州今治ノ内武知之小谷ニ在住ス」と記した「秋山家譜」を展示。文中の「小谷」と現在の今治市の地名「小谷」(旦地区の小字(こあざ))、「古谷(こや)」との類似が注目される。

     村上海賊の戦術を示す戦国時代の史料はほとんど残っていないが、江戸時代中期の1711年に「野嶋(のしま)流海賊古法」(県立図書館蔵)、1724年に「舟戦以律抄(しゅうせんいりつしょう)」(村上水軍博物館蔵)なども相次いでまとめられ、これらの兵法書も公開している。

     同館の田中謙学芸員は「真之の伝記の中でも真之は『実に愉快じゃないか』と水軍の兵法書を示して内容を尊んでいたことを伝えている」と興味を寄せる。明治期、海軍省は江戸期の水軍兵法書を多く収集して「野嶋流海賊古法」の異本を所蔵したことも分かっており、田中さんは「真之も実際に手に取り、熱心に学んだのでしょう」と話す。

     こうした兵法書に学んだ真之は日露戦争に連合艦隊参謀として臨み、日本海海戦(1905年)の勝利で戦局に決定的な影響を与えた。特別展では真之が「本日天気晴朗ナレ共波高シ」と付け加えたと言われる出撃時の電報文の写真パネルなども展示している。

     常設展示と共通で一般300円、学生150円。月曜休館。

     松山市一番町3の「坂の上の雲ミュージアム」でも特別展「秋山真之 受け継がれる海の歴史」が今月30日から12月25日まで開かれる。【松倉展人】

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