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サウジ記者失踪

「王室の関与」米主要紙報道で広がる波紋

サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏=ロイター

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 【ワシントン会川晴之】サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏(59)がトルコ・イスタンブールのサウジ領事館を訪問後に行方不明になった事件は、米主要紙が相次いでサウジ王室の関与を報じ波紋を広げている。

     米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は9日、カショギ氏は「王室最高レベル」の指示によって暗殺されたとトルコ治安当局幹部が結論付けたと報じた。サウジの最上級幹部だけが指示できる規模と複雑さであることから、「トップによる指示」と判断したとしている。

     一方、ワシントン・ポスト紙(電子版)は10日、米情報当局が傍受したサウジ政府当局者の会話を基に、同国のムハンマド皇太子が米国在住のカショギ氏をおびき出して帰国させ、拘束する作戦を指示していたと報じた。

     トルコ政府高官は、カショギ氏が領事館で殺害されたとの見方を強めているが、サウジ政府は疑惑を否定している。

     この問題をめぐっては、トランプ米大統領が10日、カショギ氏の婚約者でトルコ人女性のジェンギズさんをホワイトハウスに招く考えを表明。トランプ氏は「非常に悲しく悪い状況だ。深刻な事態だ」と述べ、強い関心を持って事態の推移を見守る考えを示した。

     ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)やクシュナー大統領上級顧問は9日、ムハンマド皇太子と電話協議を行ったほか、ポンペオ国務長官も電話で皇太子に詳しい状況を説明するよう求めた。

     カショギ氏は、結婚に必要な書類を整えるため、2日にサウジ領事館を訪ねた後、消息が途絶えた。領事館前でカショギ氏を見送ったジェンギズさんはトルコ当局に通報、10日付のポスト紙に投稿し「婚約者失踪問題に光を当てて」とトランプ夫妻に支援を求めた。

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