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ラテンアメリカから

ブラジルで続く過去最大の汚職捜査

ラバジャット作戦の成果を強調するジャノ前検事総長=2018年9月18日、ブラジリアで山本太一撮影

 ブラジルで過去最大の汚職事件捜査「ラバジャット作戦」が続いている。歴代大統領を標的にし、根深い政財界の癒着の構図を明らかにした捜査はどうやって実現したのか。捜査機関が法整備や体制強化により能力を向上させ、世論も捜査を後押ししたことが大きいようだ。

 「こんなに大きな癒着が隠れていたとは思わなかった」。捜査を指揮したジャノ前検事総長(現副検事総長)は振り返る。ラバジャット作戦は左派、労働党のルセフ政権下の2014年春、両替商らによる資金洗浄事件を皮切りに始まった。ジャノ氏がターニングポイントになったと指摘するのは、両替商の知人で国営石油会社ペトロブラス幹部の司法取引に基づく証言だ。資金洗浄事件に関連して捜査対象になった幹部は、驚くべき内容の証言を行った。同社と取引先が契約額を不当につり上げ、その差額を賄賂として労働党の有力政治家らに渡すことが長年にわたって続けられてきたというのだ。

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山本太一

サンパウロ支局特派員。2003年、毎日新聞社入社。千葉支局、東京社会部、福岡報道部を経て17年秋から現職。メキシコ以南の中南米地域を担当。

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