メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

デーリー通信

(23)分裂する米国、広がる「部族」主義

カバノー氏の最高裁判事承認に反対する抗議集会で声を上げる女性ら=米ロサンゼルス市庁舎前で2018年9月28日、ルーベン・モナストラ撮影

 分断の広がるトランプ大統領の米国で、頻繁に耳にするようになった言葉がある。一つはpolarize(分裂する、二極化する)で、もう一つはtribal(部族の)だ。後者に関連し、tribe(部族)やtribalism(部族主義)という単語もよく聞く。まるで部族対立のように異なる考えを持つグループを許容できない米国社会の分裂ぶりを表す時に使う。「反トランプ」か「親トランプ」か。異なる「部族」に属することで、家族や友人を失ったという話も珍しくない。そんな部族化する分裂社会に嘆き、動揺している人も多いと感じる。中間選挙を11月に控えて党派対立がさらに深まる中、米国人はどう感じているのか。彼らの声を紹介する。

 時事ニュースを討論するカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のシニア向け公開講座。正反対の意見が出るとため息が漏れ、互いが歩み寄ることはない。白人男性が思わず嘆いた。「長年、討論の講座に参加していますが、かつてはこれほど分断されていませんでした」。講師の女性、ミルナ・ハントさんが諭す。「皆さん、同意しなくてもいいけれど、少なくとも話を聞きましょう」

この記事は有料記事です。

残り2485文字(全文2967文字)

長野宏美

2003年入社。水戸支局、社会部、外信部を経て2015年4月から現職。社会部時代は警察庁や裁判員裁判などを担当。2008年の北京五輪を現地で取材した。元プロテニスプレーヤーで、1995年全日本選手権シングルス3位、ダブルス準優勝。ウィンブルドンなど4大大会にも出場した。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新たに25人感染 ほとんど経路不明 クルーズ船下船者が陽性 新型肺炎

  2. 金沢市内の男子中学生陽性 感染者の家族 症状なし、学校は休校に 新型肺炎

  3. 新型肺炎対応の医師ら「バイ菌扱い」 子どもに登園自粛要請 日本災害医学会が抗議

  4. クルーズ船下船後に女性が陽性、発熱 初のケース 栃木県発表 新型肺炎

  5. 新型コロナ「花見川区の中学校教諭り患」「安易に校名広げない配慮を」 千葉市長がツイート

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです