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はばたけ、幻のハト 小笠原諸島の絶滅危惧種 天敵ノネコ捕獲、1000羽まで復活

日が沈む15分ほど前、南崎への遊歩道の入り口で木の枝に飛び乗ったアカガシラカラスバト=東京都小笠原村母島で

 世界自然遺産・小笠原諸島(東京都小笠原村)で、絶滅危惧種であるアカガシラカラスバトの目撃情報が増えている。一時は数十羽まで減ったとされた“幻の鳥”が、最近は人里にも出現。国・村の保護事業や、島民らによる自主ルールが奏功した形だが、まだ「一進一退」(環境省)の状態だ。完全復活なるか。【荒木涼子】

 ガサッ、ガサッ--。南の島らしい強い日が差す9月22日昼下がり、小笠原諸島・母島の南端、南崎への遊歩道で、自分の足音とは別の、落ち葉がすれる音が聞こえた。目線を上げるとハトが1羽、2メートルほど先を歩いていた。ハトは数秒、足を止めてこちらを眺めたが、すぐに地面にある木の実に視線を落とした。

 このハトは国の天然記念物で小笠原諸島だけに生息する絶滅危惧種のアカガシラカラスバト。成鳥の体長は約40センチで、光が当たると頭から首の羽が赤紫色に輝く。天敵が少ないことから、餌を食べるために地面を歩くことが多く、巣も地面に作る。だが人が持ち込んだ猫が野生化したノネコによって捕食されるなどして生息数を減らし、2000年ごろの環境省などの調査では小笠原諸島全体でわずか数十羽とされた。

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