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気鋭に迫る

生々しさとユーモアと メディアアーティスト・市原えつこ(30)

 弔いや祭礼といった伝統儀式を現代に引き寄せて解釈し、テクノロジーを用いて作品化する。メディアアートの世界的祭典「アルスエレクトロニカ」で入賞し、先月、開催地オーストリア・リンツで海外初の展示を行った。「世界中から集まった同業者は変人ぞろい。向上心をかき立てられました」と笑う。

 受賞作「デジタルシャーマン・プロジェクト」は人型ロボットを使った「新しい弔い」の提案だ。対象者の存命中に声や口癖、仕草を記録し、死後にデータをインストール。家族は死者が“憑依(ひょうい)”したロボットと仏教法要「四十九日」までの間、過ごすことができる。

 実際に対面し、存在感にドキッとした。中年男性の顔が立体的にプリントされたお面を付け「体がないのも結構いいよ」とつぶやいたり、片手を上げたり。最後は「そろそろ逝かないと」と告げ、うなだれて止まった。あたかも「あの世」に旅立ったような臨場感がある。

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