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神社を舞台に芸術の秋--。宮津市の中心部にある和貴宮神社(同市宮本)で15日、秋の夜祭りが営まれる。江戸時代には境内で子どもたちの芸能が数多く催され、戦後しばらくは菊・盆栽が並ぶ“文化祭”の体だったとういうこの祭り。芸の上達を祈る日にしようと、今年は小学生の女の子の傘踊りなどを奉納する他、市内4店が限定スイーツも販売。芸と食の夜祭りにしようと試みている。【安部拓輝】
神社に近い同市万町には文化人が多く、舞踊や生け花、楽器などをたしなむ家が集まっていたという。秋祭りは芸の発表の場で、江戸後期の式次第には稚児の舞や雅楽奉納の記録が残っている。にぎわう秋祭りを再興しようと動き出したのは4年前。小学生の女の子による巫女(みこ)舞や傘踊りの奉納を始めた。評判が広がり、離れた地区からも「祭りに出てみたい」と男女14人が集まった。
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