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ストーリー

困窮者に寄り添い20年(その1) 「おせっかい」な公務員

中学生の学習をサポートする場で、子どもたちを見守る生水裕美さん。貧困への偏見をなくし、手を差し伸べられる地域づくりを目指す=滋賀県野洲市で2018年9月、猪飼健史撮影

 「使える制度は使い倒すのが鉄則です」。東京都内で7月上旬、失業したり、借金や病気を抱えたりした生活困窮者支援の最前線に立つ自治体職員ら約250人を前に、滋賀県野洲(やす)市の市民生活相談課長、生水(しょうず)裕美さん(56)が講義していた。この道20年の消費生活相談員だ。

 スクリーンに映し出された架空の相談ケースは、残業代の支払いを求めて事実上のクビとなった夫に、精神面の不調を抱える妻。小学生の子ども2人の給食費も払えない。この家族のために「使える制度」をてきぱきと解説していく。家賃に充てる給付金▽医療や年金の保険料の減免▽給食費などを賄う援助制度▽弁護士の支援による借金整理--と多岐に…

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