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経済産業省は太陽光発電の「固定価格買い取り制度(FIT)」の導入当初に高い価格での買い取り認定を受けながら、未稼働のままになっている一部の発電業者に対し、買い取り価格を引き下げる方針を固めた。発電の見込みのない業者の撤退などを促すとともに、国民負担の増大を防ぐのが狙い。週明け15日に開く同省の審議会で提案する。【和田憲二】
FITで認定を受けた業者は、実際に発電を開始してから最長で20年間、認定時点の価格で買い取ってもらうことができる。2012年度認定分の価格は事業用で1キロワット時当たり40円だったが、中国製の安価な太陽光パネルの普及など発電コスト低下を反映して18年度は18円と半分以下になった。未稼働業者の中には発電コストが下がるのを待ってから発電を開始したり、権利を他業者に売却したりして高収益を上げる思惑もあ…
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