◆滋賀発 生活相談、国動かす
元来「突き詰める」タイプだ。
滋賀県野洲(やす)市の市民生活相談課長、生水(しょうず)裕美さん(56)は専業主婦だった30年前、自宅マンションを買った際に抱いた不動産業者への不信感から、独学で宅地建物取引士(宅建)と消費生活アドバイザーの資格を取った。「法律の面白さに驚きました。ここまで細かくルールを決めないと、人は生活できないのかと」
子育てが一段落した1999年、旧野洲町の消費生活相談員に採用され、人口4万人の町で、週3日勤務の公務員生活が始まった。契約トラブルや悪質商法の市民相談を受け、解決につなげるのが仕事だ。ところが--。
この記事は有料記事です。
残り4674文字(全文4969文字)
毎時01分更新
21日の参院本会議の代表質問で、立憲民主党の水岡俊一参院会…
20日の就任演説で米社会の分断修復を誓った民主党のバイデン…
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い福岡県など7府県に緊急事…