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磯田道史・評 『わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』=今泉忠明・監修、丸山貴史・著

 (ダイヤモンド社・1080円)

 生き物自身に事情を語らせるユニークな本である。生物70種の絶滅事例・絶滅回避事例をならべている。自然は偉大な書物であり教師である。本書から絶滅のパターンをみて、「滅びの科学」を考えれば、絶滅回避のテクノロジーが得られる。個人や家族、会社や国も、滅びたい者はいないだろう。児童生徒向けにやさしく書かれた本書は役に立つ。

 そもそも、生き物の種は99・9%絶滅する。理由は二つ。地球のせいか、他のライバル生物のせいである。この本では、さらに、生物が絶滅する事情を、油断・やりすぎ・不器用・不運の四つに分けている。不運もある。さほど落ち度がなくても、生物は絶滅する。地球環境の大変化による大絶滅期は何度もあった。何をやっても滅ぶときは滅ぶのである。古生代デボン紀に地上に植物が進出した時は、海にプランクトンが大量発生。海洋生…

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