台風塩害

イチョウもう落葉 福岡・百道浜の並木道

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 台風が日本列島に相次ぎ上陸、接近した今秋、全国各地の沿岸部で樹木の葉が紅葉しないうちに落ちたり枯れたりする被害が報告されている。福岡市でも博多湾に面する海岸近くの街路樹のイチョウの葉が落葉した。強風により海から運ばれた塩分で葉が傷つく「塩害」の影響とみられる。

 福岡市早良区百道浜の通りの両側約100メートルにわたって続くイチョウ並木は、平年だと11月中旬には黄色く色付く葉の多くが既に落ち、残っている葉も茶色く変色している。近くのオフィスで働く人によると、夏ごろから一部の木で落葉が始まり、9月30日に和歌山県に上陸し、福岡でも強い風が吹いた台風24号と、今月6日に九州北部に接近した25号の後には今のような状態になった。

 九州では7月にも12号が、8月には15号が相次いで上陸しており、被害に遭ったイチョウ並木を確認した同市西区の造園業、森園芸場の社長で樹木医の森陽一さん(64)は「度重なる台風でダメージが重なった」と「塩害」を指摘。「海側からの強い風が海水を運び、薄いイチョウの葉に塩分が付着してこすれあうことで傷がつきやすくなる」と説明する。

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