田中角栄生誕100年

亡き父への思い 「真紀子節」健在 角栄ファンら集う

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東京・永田町の首相官邸で記者会見をする田中角栄首相=1972年12月撮影
東京・永田町の首相官邸で記者会見をする田中角栄首相=1972年12月撮影

 田中角栄元首相(1918~93年)の生誕100周年記念事業として、東京・大手町の経団連会館で15日、長女の田中真紀子元外相、寺島実郎・日本総合研究所会長による文化講演会(公益財団法人・田中角栄記念館主催)があった。「田中元首相の思い出や昨今の世界の政治経済」がテーマとあって、往年の角栄ファンらが集まった。衆院議員時代と変わらぬ舌鋒(ぜっぽう)鋭い「真紀子節」は健在で、最近の日中関係、日米関係などを踏まえて「政治・外交を動かすのは『人』なんです。(首脳会談の)回数はいっぱいやっても実があがっていない」などと述べ、安倍晋三政権の外交姿勢などに疑問を示した。【統合デジタル取材センター/中澤雄大】

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