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5年ぶり新作はまさかのファインダー内蔵! 「タフネスカメラ」の新境地を開くパナソニック「LUMIX FT7」濃厚レビュー(GetNavi web)

情報提供:GetNavi web

ケータイやスマホのカメラ機能の高性能化や進化によって、その存在価値が薄れたと思われがちなコンパクトデジタルカメラ(以降、コンデジと表記)。だが、ケータイやスマホとは一線を画する特徴を持つ“存在価値の高いコンデジ”もある。その1つが、本格的な防水性能や耐衝撃性能を有する、全天候型のタフネス系コンデジである。今回紹介するパナソニック「LUMIX FT7(DC-FT7)」は、高解像な電子ビューファインダーを内蔵したモデル。その独自性に加えて、LUMIXが誇る先進の撮影機能もしっかり搭載されているのだ。

 

【今回紹介するカメラはコレ!】

パナソニック
LUMIX FT7
実売想定価格5万9270円(10月18日)

2013年2月に発売されたLUMIX FT5以来となる、久しぶりのLUMIXタフネス系モデルである。マリンスポーツやウィンタースポーツなどのアウトドアシーンで活躍する、優れたタフネス性能を備える……という製品コンセプトは同じだが、重要なポイントとなる防水性能が「31m」と大幅にアップした点(FT5は13m)。防塵、耐衝撃、耐荷、耐低温、というタフネス性能も継承する。

↑ウィンタースポーツなどで手袋をしていても押しやすくなっている、大型のシャッターボタンを搭載

 

↑タフネス系モデルらしく、高度計と方位計の機能を搭載(撮影画像にも記録される)。方位計は、レンズが向いている方向を基準に16方向で表示される

 

撮像センサーには、20Mの高感度MOSセンサーを新たに採用し、より高精細な撮影が可能に。そして、前述の高解像な電子ビューファインダーを内蔵したことで、他モデルとの差別化が図られている。また、高精細な「4K動画」撮影機能に加え、秒間30コマ連写の「4K PHOTO」の搭載により、スポーツシーンなどの決定的瞬間を捉えることができる。ボディカラーは、写真のオレンジとブラックの2色展開。

↑付属のUSB接続ケーブルを使って、市販のモバイルバッテリーからのUSB充電も可能

 

SPEC●撮像センサー:有効2040万画素、1/2.3型 高感度MOSセンサー ●レンズ:4.9-22.8mm F3.3-5.9(35mm判換算:28-128mm相当) ●記録メディア:SDXC / SDHC / SDメモリーカード ●動画記録形式:MP4 4K 30p:3840×2160 ~ HD 30p:1280×720 ●ISO感度:オート / i.ISO / 80~3200 / 6400(拡張ISO設定時) ●ファインダー:0.2型 / 約117万ドット相当 ●液晶モニター:3.0型 / 約104万ドット ●連写:高速(H)約10コマ/秒(AF固定) 中速(M)約5コマ/秒(AF追従) 低速(L)約2コマ/秒(AF追従) ●内蔵フラッシュ:○ ●手ブレ補正:○(POWER O.I.S.) ●サイズ(幅×高さ×奥行き):約116.7mm×約76.1mm×約37.3mm ●質量:約319g(バッテリーとメモリーカード含む)、約293g(本体のみ)

 

特徴①レベルアップした防水仕様が頼もしい

他社製品も含め、全天候型タフネス系コンデジの防水性能は「15m前後」の製品が多い。だが、本製品の防水性能は、その約2倍になる「31m」である(60分までの撮影が可能)。そのため、従来なら専用の防水ケースが必要になる本格的なダイビングでも、カメラ本体だけで水中撮影が可能なのである。まあ、今回のレビューではそこまでの水中撮影を行う訳ではないが、この大幅にレベルアップした防水性能によって、従来製品以上に“頼もしい存在”に映る

↑水中に潜らなくても、海や川の岸でカメラを水に浸けながらの撮影も楽しい。液晶モニターにチルト機能(上や上下に向きが変えられる)があれば、構図の確認がもっと容易にできて便利なのだが、残念ながら非搭載

 

次の写真が、上の状況で撮影した写真。シャッターボタンを半押しにして、ピント位置を対岸風景に固定した状態で、レンズ部まで浸かるくらいまで水に入れて撮影。陸上とも水中とも違う“水面近くの臨場感”が表現できた。ただし、1コマ撮影だと、なかなか良いタイミングが捉えにくい。ここでは約10コマ/秒の高速連写(フル画素メカシャッター)で撮影し、そのなかから理想に近いタイミングのカットを選んだ。

パナソニック LUMIX FT7 28mm相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/80秒 WB:オート ISO80

 

↑撮影モードは、背面の「MODE」ボタンを押して選択する。下段に並ぶ、スポーツ/雪/ビーチ&サーフ/水中/パノラマという5モードのアイコンが目立つ。ちなみに「水中モード」は、水深3m以上の撮影に適したモードだ。操作性に関しては、ほかのボタンと隣接している関係で、上方向のカーソルボタンが押しづらいのがやや気になる

 

防水性能以外では、防塵、耐衝撃2m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、というタフネス性能を従来モデルから継承している。

 

やや不安だったのは、ボディ側面にあるカードやバッテリーを挿入する部分のトビラのロック。開閉レバーが操作できないようにするLOCKスイッチは一応あるものの、あまりにも簡単にロック解除できてしまうのだ。また、ロックが解除されている状態で使用していても、その警告表示が出ない点にもやや不安が残る。防水性能が大幅にアップされた製品だけに、そのあたりの工夫や配慮があればなおよかった。

特徴②タフネスモデルながら電子ビューファインダーを内蔵

本製品の機能かつ外観上の大きな特徴が、タフネスカメラとしては珍しく、電子ビューファインダーが内蔵されていること。これにより、横幅に対して高さが少し目立つフォルムになっている。そう、ほかのタフネスモデルよりも、10~15mmくらい高いのである。

↑モニターを見ながらの撮影と、ファインダーを覗きながらの撮影。どちらが快適かは個人によって変わるだろう。だが、ファインダー撮影なら、明るい屋外でも画面確認が容易で、構図やピントの確認もスムーズに行える

 

その電子ビューファインダーは、0.2型で約117万ドット相当の高精細タイプ。ファインダー倍率は、35mm判換算で0.45倍になる。このドット数や倍率(大きさ)は、同社の高倍率ズームコンパクト「LUMIX TZ90」あたりと同等で、現在のコンデジの電子ビューファインダーとしては平均的な仕様。もちろん、大型センサーを搭載する高画質設計のコンデジやレンズ交換式カメラのファインダーよりは小さく見えるが、ファインダー内に表示される各種の情報は、それらと比べてもあまり引けを取らない。

 

現在のファインダー内蔵のコンデジのなかには、ファインダーを覗くと表示が自動的にモニターからファインダーに切り換わる「アイセンサー」を搭載するモデルもある。だが、本製品には誤差動を防ぐためかアイセンサーは搭載されておらず、表示の切り換えはファインダー左の[LVF]ボタンで行う。

↑左側に「LVF」ボタンを、右脇に視度調整ダイヤルを備える、液晶ビューファインダー。大きめの視度調整ダイヤルが目を引くが、ファインダー接眼部に近いため、覗きながらの視度調整操作は少々窮屈な印象

 

ではこのファインダーを生かした撮影の例を挙げてみよう。

 

橋の上から、下を流れる渓流風景を切り取る。カメラを縦に構えて、川の流れの“奥行き感”を狙う。そして、画面左下の白波が立つ岩の取り扱いも含め、構図には結構気を配った。そんな撮影では、ファインダー撮影の方が画面に集中しやすい。

パナソニック LUMIX FT7 34mm相当で撮影 プログラムオート F3.7 1/200秒 -0.3補正 WB:オート ISO80

 

特徴③4K PHOTOを活用した“あとからピント位置が選べる写真”

パナソニックが誇る機能のひとつに「4K PHOTO」が挙げられる。これは、秒間30コマで撮影した4K動画(3840×2160)のなかから、静止画を切り出して保存する機能である。飛び立つ鳥など、通常の連写撮影では難しい“一瞬のチャンス”を捉えることができ、画素数的にも約830万画素(3840×2160)。だから、A3サイズ相当の大伸ばしプリントでも高解像な描写が得られる。

 

その4K PHOTOの技術を応用した「フォーカスセレクト」機能では、高速AFで被写体のフォーカスポイントを瞬時に算出し、近くから遠くへフォーカスポイントを変えながら連続撮影。そして、撮影後にピント合わせ(ピント位置の選択)ができ、自分の意図するフォーカスポイントの写真を作ることができるのだ。

 

<「フォーカスセレクト」の作例>

連なる彼岸花に接近して、フォーカスセレクトモードで撮影する。その撮影設定は簡単で、背面のフォーカスセレクトボタンを押してモードを選択するだけ。ここでは“後方の花”と“手前のつぼみ”の2パターンのピント位置の写真を作成した。

共通データ:パナソニック LUMIX FT7 28mm相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/80秒 -0.3補正 WB:オート ISO80

 

↑操作方法はシンプル。撮影後、再生画面でフォーカスセレクトで撮影した画像を表示させ、カーソルボタンの上を押す。そして、上下左右のカーソルボタンの操作でピント位置(枠)を選び、MENU/SETボタンを押して写真として保存する。ピント合わせが正常に行われなかった部分は、枠の色が緑色ではなく赤色で表示される

 

通常の撮影シーンでも魅力的な存在

タフネスカメラとはいえ、水中やウィンタースポーツといった極端なアウトドアシーンでなくても本製品は十分に実用的だ。ここからは街を歩きながら撮影した写真をいくつか紹介しよう。

 

<広角マクロで小さな花を大きく写す>

小さめの白い花に、マクロモードで肉薄して撮影。ズーム広角端で5cmまで接近できるので、直径が5cm程度のこの花も大きく写すことができた。

パナソニック LUMIX FT7 28mm相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/250秒 +0.3補正 WB:晴天 ISO80

 

<気軽に携行して、快適スナップ>

茂みの中に佇む(?)黒猫の看板を見つけ、カメラバッグのサイドポケットからカメラを取り出してスナップ撮影。加圧や衝撃にも強いタフネス仕様のカメラなので、バッグのサイドポケットなどにも気軽に入れて携行できる

パナソニック LUMIX FT7 28mm相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/60秒 WB:オート ISO80

 

<「フォトスタイル」で好みの仕上がりを得る>

一眼カメラと同様に、好みの色味や画質(コントラストや彩度など)の調整ができる「フォトスタイル」機能を搭載。この場面では、青空や緑が鮮やかに再現される「風景」を選択して撮影した。

パナソニック LUMIX DC-FT7 44mm相当で撮影 プログラムオート F4.3 1/500秒 WB:オート ISO80

 

【まとめ】5年分の進化と新機軸スタイルが魅力!

筆者は、前モデルのLUMIX FT5を所有し、現在も使用している。このFT5は、5年以上も前に発売されたモデルなので、最近のLUMIXシリーズと比べると仕様や撮影機能にやや古さを感じる。その点、今回のLUMIX FT7は、最近のLUMIXシリーズではお馴染みの「4K動画撮影」や、それを応用した「4K PHOTO」関連の機能もしっかり搭載している。

 

さらに、タフネス系コンデジとしては極めて珍しい“電子ビューファインダー内蔵”という大きな特徴もある。それゆえに、タフネス系モデルでありながら、高性能タイプのコンデジのような佇まいも感じられる。ファインダーの仕様(ドット数やサイズなど)も、このカテゴリーのモデルとしては必要にして十分。

 

防水性能が、FT5の13mから「31m」と飛躍的に向上した点を考えると、このモデルが真価を発揮するのは水中撮影になるだろう。だが、前述の「4K動画撮影」や「4K PHOTO」の機能、電子ビューファインダー内蔵、そして高精細な描写が期待できる有効2040万画素の高感度MOSセンサーの採用(FT5は1610万画素)。こういった機能や仕様をみると、通常の撮影においても魅力的な存在だと思う

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