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日立製作所笠戸事業所(下松市)のフィリピン人技能実習生40人が解雇された問題で、実習生が加入する労働組合「スクラムユニオン・ひろしま」と日立側の第3回団体交渉が16日、下松商工会議所であった。解雇後の賃金補償で合意に至らず、元実習生20人が帰国予定の20日までに、再度団交を開く予定。
組合の土屋信三委員長は交渉状況について「賃金補償の枠が決まれば妥結の可能性もあるし、だめなら訴訟で決めるしかない」と話した。
16日の団交後、解雇された元実習生の男性(24)が取材に応じた。男性はマニラ近郊出身で、先月20日付で解雇された。突然の通告を「どうしてこんなことが起きたかびっくりし、とても寂しかった」と受け止めたという。来日前は「世界でも1番の会社」と聞かされていた日立に対して「会社は自社の名前だけ守り、私たちとフィリピンの家族のために何も考えていない。信じるのが難しいが今でもまだ信じたい」と複雑な思いを吐露…
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