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象徴として

国民と苦楽を共にする陛下の「平成流」を支え続けた歩みをたどる。

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第3部 美智子さまの歩み/上(その2止) 気遣い、国民に親近感 陛下とともに、そっと

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日本リウマチ友の会の創立35周年式典に参加し、関係者に声をかけられる皇后さま=東京都内で1995年5月17日(同会提供)
日本リウマチ友の会の創立35周年式典に参加し、関係者に声をかけられる皇后さま=東京都内で1995年5月17日(同会提供)

 

 2011年3月、東日本大震災の被害が連日報道される中、皇后さまはいても立ってもいられないようだった。

 「被災地の患者さんは困っていませんか」。震災から4日後、日本リウマチ財団理事の山本純己(すみき)さん(80)に、皇后さまから電話がかかってきた。皇后さまは皇太子妃時代から患者と交流を続けており、薬不足や治療環境の悪化に直面していないかを気に掛けられていた。

 山本さんは「生きるか死ぬかの大災害では、直ちにリウマチ患者への手立てまでは行き届かないのでは」と懸念していたが、この電話が患者支援を本格化させる後押しになったという。

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