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1997年にスイスで創設され、今年で21回目を迎えた「ローザンヌ・バッハ・フェスティバル」が11月2日から25日まで開かれる。ローザンヌを拠点に活動する国際的なオルガニスト、小糸恵が芸術監督を務め、古楽演奏のスペシャリストたちが競って集うフェスティバルに成長した。小糸に今年の聴きどころなどを聞いた。(野宮珠里)
同フェスティバルでは、毎年ユニークなテーマを掲げ、単にJ・S・バッハの作品を演奏するだけではなく、バッハが影響を受けた作曲家の作品や、最新の研究成果を踏まえた演奏を紹介し、常に新たな視座を提示。バッハ研究の中心的存在である独・ライプツィッヒの「バッハ・アルヒーフ」(バッハ資料財団)からも「ヨーロッパにおけるきわめて質の高いバッハ音楽祭の一つ」と評価されている。
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