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第103回全国高校野球選手権

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秋季東北地区高校野球大会

光星、序盤猛攻決勝へ 花巻東振り切り きょう盛岡大付と /青森

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 第71回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高校野球連盟主催、毎日新聞秋田支局など後援)は17日、秋田市で準決勝2試合が行われ、県勢の八戸学院光星は花巻東(岩手)を7-3で破って3年ぶりの決勝進出を決めた。

 光星は三回のビッグイニングで流れを引き寄せ、七回と八回にも追加得点。花巻東の追い上げを振り切った。明治神宮野球大会をかけた決勝は18日に行われ、光星は古川(宮城)を破った盛岡大付(岩手)と対戦する。【北山夏帆、滝沢一誠、日向米華】

 <こまちスタジアム>

 ▽準決勝

八戸学院光星

  005000110=7

  000000120=3

2試合連続完投

 八戸学院光星は三回、太山の先制ソロ、近藤、大江、下山の連続適時打で5点を先取。七、八回の終盤も押し出しなどで2点を追加し逃げ切った。エース・後藤は変化球を低めに集めて要所を締め、2試合連続の完投。花巻東は七回に金沢の適時打で、八回に敵失で走者が還り計3点を挙げるも、反撃はここまでだった。

自分の役目果たす

 ○…八戸学院光星の6番打者・下山が、4打数3安打と奮闘した。自分の役目は「主軸が広げたチャンスを生かし、主軸が凡打ならチャンスを作る」こと。三回と八回は二塁走者の4番・近藤をセンターへの適時打で還して2打点。七回は自ら中前安打で出塁し、押し出しで本塁を踏んだ。初戦、準々決勝を大逆転で勝ち上がってきた花巻東を相手に、最後まで流れを渡さなかった。目標の東北大会優勝まであと1勝。「次も自分の役目を果たす」と誓った。


 ■熱球録

仲間を導く本塁打 八戸学院光星・太山皓仁捕手(2年)

 互いに無得点で迎えた三回、打席に向かおうとすると次打者の主戦・後藤に声を掛けられた。「ホームランを狙え」。相棒を助けたいという思いでバットを握った。振り抜いた直球は右翼スタンドに吸い込まれ、均衡を破る本塁打に。ダイヤモンドを回りながら、思わずガッツポーズをしていた。「必要な一打を放てて気持ち良かった」

 今夏の甲子園の龍谷大平安戦。九回裏に代打で呼ばれ、打順が来るのを待っていた。だが、その前に一走がけん制アウトに倒れるなどして、夢の舞台に立てなかった。

 新チームで迎えた秋の県大会も不運は続いた。捕手として先発出場した初戦、試合中にボールが下半身に当たり、1週間入院した。復帰したのは10月に入ってからだ。

 だから、こう強く思っていた。「仲間に連れてきてもらった東北大会。今度は自分が勝利に導く」。思いがこもった三回の本塁打をきっかけに、この回チームは5得点。試合の流れを一気に引き寄せた。センバツで次こそ夢の舞台へ。「そのためにもまず東北を制す」と話す。5年ぶりの優勝はすぐそこまで来ている。【北山夏帆】

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