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ニッポンの食卓

第4部 誰と食べる?/5 本能の響き合いを 高村薫さんに聞く

=佐々木順一撮影

 「いつ、どこで、何をどういうふうに食べるかは、その人の人格が出る」。小説を書く際、食べるシーンの描写を大事にしているという作家の高村薫さんに話を聞いた。

 <ものを食べることは、空腹を満たしたり栄養を取ったりするという以前に、人の本能的な欲求だと思う。食欲という本能を失ってしまうと、人との体温のある触れ合いが難しくなるだろう。

 おいしい、まずい、といった食べ物に対する感性も、食べることでしか育たない。素材そのものの味も含めて…

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