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福島第1原発事故

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汚染処理水の処分混迷 福島第1原発廃炉の足かせに

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福島第1原発の汚染水処理の流れ
福島第1原発の汚染水処理の流れ

 東京電力福島第1原発では、放射性汚染水を浄化した処理水をためるタンクが増え続け、廃炉作業の足かせとなっている。この夏、東電が「除去できる」と説明してきた放射性物質が処理水に残っていることが発覚し、処理水の処分方法を巡る議論は混迷を深める。【鈴木理之】

 ●タンクに89万トン

 事故から7年半がたった敷地内には、高さ10メートル以上の巨大なタンクがあちこちに林立する。その数は約900基。ためられているのは、放射性汚染水から大部分の放射性物質を除去した処理水で、総量は89万トンに上る。

 2011年3月の事故で、1~3号機は原子炉内の冷却水を失った。核燃料は炉心溶融(メルトダウン)し、ほとんどが圧力容器を突き抜けて格納容器の底にたまった。原子炉建屋にできた亀裂から地下水が建屋内に流入。溶融燃料(燃料デブリ)に触れることで、高濃度の放射性物質を含む汚染水が絶え間なく発生し続けることになった。

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