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坂村健の目

東洋大情報連携学部(INIAD)の坂村健学部長が科学の視点でつづるコラム。

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技術標準の存在意義

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 つい先日、世界最大の電気電子系学会「IEEE(アイトリプルイー)」の国際会議に招待された。そこで、私の進めているTRONプロジェクトの成果の一つとして公開している組み込みOS(基本ソフト)が「IEEE2050」標準として採択されたことがお披露目された。

 IEEEは学会であると同時に、国際的な技術標準を決める機関という顔も持つ。例えば、無線LANがつながるのは「IEEE802・11」という標準に従っているからだ。

 さまざまなネットサービスを行う巨大なサーバーセンターを動かしているUNIX系の情報処理用OSは以前から「IEEE1003」として標準化されている。しかし、これからは家電や自動車がネットにつながるIoT(モノのインターネット)時代、機器制御プログラムも複雑化する。そこであらたに「IEEE2050」を確立した。

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