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KYB改ざん

データ欠落、安全揺らぐ 免震装置不正

 油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざんは、免震装置の性能を偽っていた東洋ゴム工業に続き、国内の免震装置への信頼を大きく損なった。KYBは建物の安全に大きな支障はないとしているが、検査データが残っていない製品もあり、不信感を払拭(ふっしょく)するには時間がかかりそうだ。

 KYBは16日の記者会見で、不正な免震・制振オイルダンパーを設置した建物を検証したとしたうえで、「震度7程度の地震にも十分耐えられることを確認した」として安全性にただちに影響しないことを強調した。ただ、建物の耐震性をサポートする免震・制振装置の品質を損なう不正が発覚したことから、国土交通省は「建築物の安全・安心に対する国民の信頼を揺るがす行為」として、同社の品質管理態勢を厳しく監視する方針だ。

 KYBによると、今年8月に製造工場の従業員の指摘で問題が発覚した後、国交省の指示を受け、安全性の検証を実施。構造計算の専門機関に依頼し、検査データが残るもののうち、基準値からのずれが大きい製品が使われた建物を選び、免震ダンパーで5物件、制振ダンパーで2物件を検証した。

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