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圧倒的な強さだった。関西将棋会館(大阪市)で17日にあった若手棋士の登竜門、第49期新人王戦決勝三番勝負第2局に勝利し、優勝を遂げた藤井聡太七段(16)。あまりのスピード昇段ゆえ、2度目にして最後の出場になったが、全くプレッシャーを感じさせない快勝。藤井七段は「最後のチャンスだったので優勝という形で卒業できたのはとてもうれしく思います」と、いつものように静かに喜びを語った。
午前10時に始まった対局は藤井の先手番で、序盤で互いの角を交換する「角換わり」と呼ばれる戦いになった。定跡のような手順が続き、出口若武(わかむ)三段(23)が早指しで飛ばす。検討陣から「研究済みか」との声が上がったが、藤井は的確な指し回しで優位を築く。最後は激しい攻めで押し切り、午後3時ちょうどの早い投了となった。
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