辺野古移設

対話拒否に沖縄怒り 政府が対抗措置

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沖縄県の玉城デニー知事の会見には大勢の報道陣が集まった=那覇市の県庁で2018年10月17日午後4時44分、遠藤孝康撮影
沖縄県の玉城デニー知事の会見には大勢の報道陣が集まった=那覇市の県庁で2018年10月17日午後4時44分、遠藤孝康撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設反対を訴えて勝利した玉城デニー知事が、安倍晋三首相に「対話」を呼び掛けてからわずか5日後。政府が17日、移設工事再開に向けて対抗措置を打ち出したことに対し、沖縄では「民意を無視するのか」「沖縄の尊厳を傷付ける行為だ」と憤りの声が渦巻いた。

 17日夜、那覇市長選に立候補した現職候補の街頭演説が県庁前であり、玉城知事が応援のマイクを握った。玉城知事は、防衛省が同じ内閣の一員である国土交通相に審査や執行停止を求めるという政府の手法を批判。「自作自演でしかない。本当に情けない。もっとしっかりお互いに胸を開いて、日本や沖縄の平和をどう考えるかを、国と地方自治体が話し合うべきではないか」と強く訴えた。

 玉城知事は9月30日の知事選で政権側の候補に約8万票差をつけて圧勝した。辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で抗議活動を主導する沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事選で辺野古反対というあれだけの民意が示されたのに、政府にとって沖縄の民意は一切関係ないのだろう。安倍首相の『県民に寄り添う』『負担軽減』という言葉がいかにまがい物かが明らかになった」と憤った。

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