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ラテンアメリカから

日本のベンチャー開発の「発電床」 ブラジルに試験導入

設置された緑色の発電床。夜間に人が歩けば、床に埋め込まれたフットライトが点灯する=ブラジル南部クリチバで9月11日、山本太一撮影

 日本のベンチャー企業が開発した最先端の発電製品が7月、ブラジル南部クリチバに試験的に導入された。人や自転車が通った振動エネルギーで電気を生み出す「発電床」だ。通常の電力に頼らず自分たちで発電する仕組みのため、「環境に優しい」と評判になっている。

 発電床は、クリチバ市役所前の歩道と自転車専用道、橋上に設置された。夜間、人が歩けばフットライトが足元を照らし、自転車が通れば、歩行者に通過を知らせるため歩道側の警告灯が点灯する。体重60キロの人が2歩、歩くたびに0.1~0.3ワットを発電する。近くの会社に勤めるダニエルさん(32)は「暗いときに通ると明るくなるので助かっている。燃料に頼らず、環境を壊さないこのような取り組みを広げてほしい」と話した。

 遠くから電源を引き込み街灯を建てるより発電床設置のほうが安くすみ、電力削減にもつながる。クリチバ市は来春まで効果を確認して本格導入を検討するが、すでに導入に前向きな姿勢を示す。ブラジルの他の自治体も関心を持っている。

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山本太一

サンパウロ支局特派員。2003年、毎日新聞社入社。千葉支局、東京社会部、福岡報道部を経て17年秋から現職。メキシコ以南の中南米地域を担当。

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