
建設作業でアスベスト(石綿)を吸引した被害の賠償を求める全国各地の建設石綿訴訟で、国の責任を認定する判決が先月20日の大阪高裁で10回連続に達し、この判決で石綿建材メーカーの責任認定も2回連続の5回目となった。 国とメーカーの責任を認める判決の枠組みがほぼ固まったと言えるが、両者は上告した。政府は裁判中に原告患者の半数が亡くなった現実や司法判断の流れを直視し、政治主導で早期解決を図るべきだ。
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建設作業でアスベスト(石綿)を吸引した被害の賠償を求める全国各地の建設石綿訴訟で、国の責任を認定する判決が先月20日の大阪高裁で10回連続に達し、この判決で石綿建材メーカーの責任認定も2回連続の5回目となった。 国とメーカーの責任を認める判決の枠組みがほぼ固まったと言えるが、両者は上告した。政府は裁判中に原告患者の半数が亡くなった現実や司法判断の流れを直視し、政治主導で早期解決を図るべきだ。
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