経産省

電力、より災害に強く 台風、地震で停電続き 有識者会議、初会合

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 経済産業省は18日、昨今の台風や地震で停電が相次いだことを受け、災害に強い電力供給体制の在り方を話し合う有識者会議「電力レジリエンスワーキンググループ(WG)」の初会合を開いた。全国の送電網や発電所が災害時、電力の広域融通などを通じて大規模停電を防げる体制になっているかを点検し、電力会社どうしの連携や制度改革など必要な対策の検討を急ぐ。【和田憲二】

 西日本豪雨や台風21号、9月6日に起きた北海道地震などで大規模な停電が発生。特に北海道では最大約295万戸が停電し、戦後初の全域停電(ブラックアウト)に陥った。専門家らが別に進めている検証作業では、揺れによる大型火力発電所の設備損傷や送電線事故のほか、緊急時に本州から応援送電を受けられる量が少ないことなどが原因に挙げられている。

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