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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

プラごみ、行き場失う 中国禁輸で国内に波及 都道府県などの4分の1「保管量増」

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 環境省は18日、中国がペットボトルなどのプラスチックごみの輸入を禁止した影響に関する調査結果を初めて公表した。プラごみを産業廃棄物として処理する業者を監督する都道府県や中核市などのうち、およそ4分の1が管内での保管量が禁輸前に比べ増加したと回答。禁輸で行き場を失ったプラごみの影響の広がりが浮き彫りとなった。

 中国はプラスチックの原料としてプラごみを世界各国から大量に輸入してきた。しかし、洗浄が不十分なごみが多く環境汚染が問題化したため、昨年末に禁輸へと方針転換した。日本は昨年まで年間約150万トン前後のプラごみを輸出し、その半数が中国向けだった。

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