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「納期の問題」 高合格率でも改ざん継続

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 油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、2015年にオイルダンパーの部品改良によって検査の合格率が9割近くになった後も、国や顧客の基準を満たさない製品のデータを改ざんしていたことがKYBへの取材で明らかになった。不正が始まった可能性がある00年以降、検査に携わった社員は計8人だけで、品質管理をチェックする機能の甘さが改ざんの常態化につながった可能性がある。

 KYBによると、同社は検査合格率を徐々に上げてきたが、15年にダンパー部品に使うバルブを改良したことで、1度の検査で合格する製品の割合は87%に達した。国土交通省や顧客の求める基準を満たさない製品が発生した場合は、分解してバルブを調整した後に再検査するのが正規の手順だった。社内調査に対し、検査員らは改ざん理由について「(不適合品の)分解・調整には平均5時間もかかる」「納期の問題があった」などと説…

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