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西日本豪雨 呉の晩稲、光り輝く

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黄金色に輝く市原集落の棚田で、妻美恵子さん(右)と稲刈りをする西本正さん。奥にはこの付近を襲った流木などが残る=広島県呉市安浦町で2018年10月3日、小川昌宏撮影
黄金色に輝く市原集落の棚田で、妻美恵子さん(右)と稲刈りをする西本正さん。奥にはこの付近を襲った流木などが残る=広島県呉市安浦町で2018年10月3日、小川昌宏撮影

 晩稲(おくて)の穂が西日を浴びて輝いていた。7月の西日本豪雨で、大きな被害を受けた広島県呉市安浦町の市原集落。至る所にがれきが残る小さな集落も、実りの秋を迎えた。

 豪雨は24世帯58人が住む集落の姿を変えた。7月6、7日と大規模な山崩れが起こり、市によると、7世帯が全半壊となり、消防団員ら3人が犠牲となった。道路が寸断されて一時孤立し、多くの住民が8日にヘリで救助された。

 今月上旬、あぜ道を歩くと、カエルやイナゴが飛び出し、実る柿やクリが秋を告げていた。集落に残った数少ない田で、西本正さん(71)は妻美恵子さん(69)と稲刈りをし「ちーとでも収穫できて良かった」と表情を緩めた。豪雨は美しい棚田の水路も破壊。今夏は雨も少なく、ポンプで水をくみ上げたが、計約15ヘクタールあった集落の田んぼで収穫できるのは約2割。穂がついても粒は小さい。かろうじて収穫できた西本さんも「…

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