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余録

「ハレー彗星」にその名を残す英国の天文学者ハレーは…

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 「ハレー彗星(すいせい)」にその名を残す英国の天文学者ハレーは星座を新設している。国王チャールズ2世が清(せい)教(きょう)徒革命(とかくめい)の際に大きな樫(かし)の下に隠れて難を逃れた故事にちなんだ「チャールズのかしのき座」である▲国王はハレーのスポンサーだったから、まあゴマすりだろう。近世に新設された星座には欧州各国の学者が王の栄光をたたえるものが目立つ。それらは1922年の国際天文学連合で決まった88星座に残らず、忘れ去られてしまった▲ネコ好きの仏天文学者ラランドが作った「ねこ座」も88星座には入らなかった。「やまねこ座」があったせいかもしれないが、十二支にも星座にも入れないとはネコ好きには痛恨事(つうこんじ)であろう。しかし、今度の星座にはネコもいるらしい▲フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡打ち上げ10周年を記念し、NASAなどの研究チームはガンマ線を放つ天体を結んで考案した「フェルミ星座」を発表した。なかには「ゴジラ」「富士山」もあり、ともに天空に鎮座することになった▲ゴジラの起用は宇宙でのガンマ線の大量放出現象が口から出す放射熱線に似ているからで、富士山は観測への日本の貢献を象徴するそうだ。「アインシュタイン」「エッフェル塔」「超人ハルク」「金門(きんもん)橋(きょう)」なども一緒に天に昇った▲問題のネコは「シュレディンガーのネコ」。このネコ、箱の中で生きた状態と死んだ状態が重なり合った不思議なネコで、物理学者の議論の中に登場する。ややっこしいネコだが、ゴジラとも仲良くしてほしい。

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