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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

使い捨て「30年までに25%削減」 レジ袋有料、義務化も 環境省が資源循環戦略案

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 環境省は19日、「プラスチック資源循環戦略」の素案を中央環境審議会小委員会に提示した。小売店のレジ袋有料配布を義務化するなど、使い捨てプラスチックの削減を進め、使用量を2030年までに25%削減する、日本独自の数値目標を初めて明記した。小委は年内にも最終案を固める。

 素案ではこのほか、動植物(バイオマス)が原料のプラスチックを、30年までに現在の約50倍に当たる年間200万トン導入することも盛り…

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