地方新聞の家庭欄に、52年間記事を配信してきた家庭通信社が今年3月看板を下ろした。社長を務めた関根由子(よしこ)さん(72)がその歩みを「家庭通信社と戦後五〇年史」にまとめた。同社が果たした役割と、いま紙面に求められることを聞いた。
●今年3月に幕
同社は1965年に東京都港区に設立された。地方紙の家庭欄に掲載される食やファッション、園芸、医学知識など生活に役立つ記事を週1回、10本程度配信してきた。関根さんが入社した69年以降は、最大38の新聞社と契約した。多い時には関根さんを含め5人のライターが取材・執筆に当たったという。
関根さんは89年から28年間社長を務めた。新聞の衰退とともに契約数が減り、関根さんも高齢になったため昨年末に配信を終え、今年3月に会社をたたんだ。
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